以前からお話ししている様に、電化製品を扱っていると
「PSEマーク」
を取得していない商品を輸入販売して、
正規店やAmazonから警告を受けたりして、対応に追われたことのある
方は多いと思います。
電池だとか直流電源で動作する製品に関しては、PSEマークの取得が
不要なんですけど、コンセントから電気を通すような商品に関しては、
PSEマーク取得が必須です。
じゃ、
輸入電化製品を扱うなら、必ずPSEマークが必要になるじゃないか
ってことなんですが、
確かに電化製品の輸入販売をしている人はたくさんいますけど、コレは
周知の通り
グレーゾーン
です。
PSEマークを取得する必要がある場合は、原則的には、その商品は販売
してはいけないのですが、今現在は黙認されている状況です。
私は実際にPSEマークの取得を考え、以前に調べたことがあるんですが、
金額と手間を考えると「必要ない!」と思い直して、取得を諦めました ^^
「PSEマークの取得」までを検討した事がある方は、それほどいないのでは
ないかと思いますので、PSEマーク取得について、参考になるサイトを
載せておきます。
コチラ → http://homepage3.nifty.com/tsato/terms/denan.html#reference
まぁ、見ての通りややこしいですから 笑
経済産業省の担当部署に、直接 電話して聞くのが一番早いです。
コチラ → http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/outline/madoguchi.htm
まず、PSEの取得手順については、下記を参考にしてみて下さい!
コチラ → http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/tetsuduki_annai/index.htm
うーん・・・この難しい絵面を見れば、自分でやるのも抵抗がありますよね。
でも、実際にPSEマーク取得を検討する場合には、
「PSEマーク取得代行サービス」の様な代行サービスがありますから、
そちらを利用する手もアリです。
コチラ → http://www.emc-kashima.co.jp/work/pse.html
このサイトの、実際のサービスの詳細については、
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1.PSE認証に関するセミナー
電安法概要、届出手順概要、技術基準概要などの
基礎知識を解説させていただきます
◇費用:2万円/1H(通常2~3時間の所用時間となります)+交通費
2.対象製品のPSE認証に関する事前構造評価
PSEの技術基準試験をスムーズに進めるため(NG予防)、事前に
対象製品の構造評価をさせていただき、問題点抽出と改善方法について
ご指摘させていただきます。
◇費用:所用時間x2万円
3.特定外電気用品の技術基準適合性検査
省令1項基準での適合性検査試験を実施させていただき、試験レポート
を作成致します。ただし、弊社での試験は特定外電気用品に限定されます。
特定電気用品の場合は、政府指定の登録検査機関での試験が必須になります。
◇特定外電気用品の場合:30~50万円(弊社実績)
◇特定電気用品の場合:50~100万円(登録検査機関での試験)
4.特定電気用品の登録検査機関への代行
特定電気用品の場合、政府指定の登録検査機関への
登録検査が必須となりますので、
弊社が仲介代行させていただきます。
◇弊社代行費用20万円/1モデル
(別途、上記3の登録検査機関での検査費用が必要となります)
5.輸入(または製造)事業の届出代行
適合性検査で合格した場合、輸入(または製造)事業届出を最寄りの経済
産業局に提出する必要がありますが、
弊社にて書類作成・届出代行させていただきます。
◇代行費用:3万円/1モデル
6.ラベル作成と自主検査
こちらは御客様にて対応していただく項目になりますが、
ラベルの記載事項やデザイン、また自主検査の方法・記録様式など
アドバイスコンサルさせていただきます。
◇弊社に試験、その他代行依頼して頂ける場合は無償となります。
本件のみご依頼の場合は、所用時間x2万円となります。
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で、実際の見積もりがどれぐらいかと言うと、ある店舗の事例がありますので、
1例として、見積もりを紹介します。
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御社輸入「〇〇」のPSE技術基準試験費用
お見積りができましたので、以下の通りお知らせ致します。
1.測定試験
1)適用規格:省令第1項基準 電気用品の雑音の強さの測定方法
第5章 電熱器具、電動力応用機器及び配線器具等
2)試験費用:15.2万円(試験レポート含む)
3)試験期間:約1週間
*試験期間はご依頼時の設備空き状況により変動する場合があります。
*試験時立会いの場合は、事前にご予約が必要ですのでご連絡をお願いします。
4)試験レポート納期:試験終了後2週間です。
2.安全試験
1)適用規格:省令第1項基準別表第八-1:共通の事項
2)試験費用:27万円(試験レポート含む)
3)試験期間:約2週間
4)試験レポート納期:試験終了後1週間
3.試験費用合計:42.2万円
4.輸入事業届出書作成・届出代行:3万円
* こちらは御希望の場合となります。
5.その他
この見積もりには、不合格による再試験等の追加料金は含まれておりません。
また弊社では、対策請負業務は行っておりませんのでご了承ください。
(可能な範囲でアドバイスさせていただきます)
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この事例では・・・商品にもよるんですが、「50万円前後」でPSEマークの取得が出来ますね。
超売れ筋商品であれば、PSEマーク取得をすれば、差別化をすることが出来ますし、堂々と各販売スタンドでも商品販売が出来ます。
ただ、私達の様な個人輸入業者としては
ホントに必要なモノか・・?
と疑問を持つんですよねぇ 笑
私としては、確かに「1商品を、継続して多量に仕入れる」ってこともあるんですが、その手間と費用を、新しい商品リサーチと仕入れに向けた方がいいのでは、と考えてしまいます
電化製品をメインで販売されている方は、「PSEマーク取得」は大きな魅力のある条件だと思うので、取得の費用をペイ出来るかを考えて、検討するのがいいでしょうね。
参考になれば幸いです。^^
とても参考になりました!ありがとうございます。^^
プロフ読ませて頂きました!私は1週間前に輸入製品をアマゾンで販売するビジネスを勉強し始めたばかりのひよっこです。どうぞよろしくお願いします。ところで、この記事のトピックに関して、今アマゾンを調べていて疑問に思ったのですが、コンセントを使用している輸入製品で、個人事業主がたくさん販売しています。明らかにPSE認証は取得していないと思われます。これは実際にはレッドカードであるが、アマゾンがグレーゾーンとして、放置していると思われます。この点いかがでしょうか?
その通り、グレーだと思いますね。
でも、Amazon出品者であるなり、出品をしていない正規の販売者から商品削除の連絡があれば、PSE取得を前提とした取得調査がありますし、取得証明ができなければ一方的に商品ページからは削除されます。
いたちごっこと言えば、いたちごっこなんですが、私たちセラーとしては後々の対応の手間を考えると、安易に手を出して主力商品にはしない(※少ない在庫なら、商品引き上げや損切りなど対応が簡単です)方が無難ですよね。
ちょっと小狡いようですが 笑